アメリカ流時価

私は日本が参考にするべき不動産投資市場は、アメリカとドイツの市場だと判断しています。米独の不動産投資市場は、各々の金融制度と投資に対する哲学の違いから実に対照的なシステムをつくり上げています。日本がいまなすべきことは、日本らしさを生かした不動産投資市場をどうやってつくり上げるべきかという独自の哲学を確立することです。アメリカ流をとるのかドイツ流でいくのか、それともどちらとも違う日本流の市場をつくるのか、それを大いに議論すべきだと思います。冒頭の社長の口癖のような、浮ついた〃幻の不動産投資市場″を信じてばかりいては進歩はないのです。【アメリカ流時価取引型の不動産投資】アメリカは、世界で最も進んだ金融市場を持つと同時に、不動産投資市場においても他に類を見ないほど先進的な市場原理を取り入れています。そして、金融市場にも不動産投資市場にも共通して貫かれている市場哲学は、「市場取引には常に時価を取り入れる」ことです。アメリカでは、売買はもちろんのこと、発行、流通、会計に至るまですべての取引は時価によって行われています。

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